
飲食店のメニューページは、料理を並べるカタログではありません。来店前の人が「何を、いくらで、いつ食べられるか」を判断するページです。紙メニューの写真だけに情報を閉じ込めず、料理名・価格・提供条件を編集できる本文として整理します。
この記事では、準備メモを掲載原稿へ変える手順と、公開されている公式サンプルの見方を紹介します。以下の「食堂こより」は説明用の架空店舗で、価格・営業時間も入力練習用です。実在店の情報や、この入力から実際に生成した結果ではありません。
1. 紙メニューから入力用の情報を取り出す
最初に全品を入力する必要はありません。主な利用場面を一つ決め、代表料理、価格、提供時間を対応させます。ランチと夜の料理で内容が違うなら分け、テイクアウトの可否も別に確認します。
- 店名と用途:食堂こより。昼食を探す人向けの店内メニュー。
- 代表料理:鶏と季節野菜の定食。主菜、ご飯、小鉢、汁物付き。
- 価格と量:1人前1,200円(税込)。ご飯の大盛りは追加100円(税込)。
- 提供条件:11:30〜14:00。売り切れ次第終了。野菜と小鉢は仕入れで変更。
- 来店方法:予約は受け付けず、来店順に案内。テイクアウトは対象外。
- 写真:定食全体の写真1枚。料理名と撮影時の内容を確認済み。
- 要確認:アレルギー相談への対応範囲、臨時休業時の連絡方法。
「要確認」は作業メモです。そのまま公開したり、AIに補完させたりせず、厨房や責任者へ確認します。写真の盛り付けが現在と違う場合は撮り直すか、どこが異なるかを説明します。
2. Soranoruに渡す入力例
飲食店の作成入口で、店名や連絡先は対応する欄へ入れ、次のメモを事業内容・メニューなど関連する入力欄へ分けて使います。画面にない項目や未決定の運用を、存在するものとして入力しないでください。
食堂こよりの店内ランチを案内します。初めて来る人が、料理と予算と提供時間を確認できる構成にしてください。主役は「鶏と季節野菜の定食」1人前1,200円(税込)、主菜・ご飯・小鉢・汁物付き。ご飯の大盛りは追加100円(税込)。11:30〜14:00、売り切れ次第終了。野菜と小鉢は仕入れで変わります。予約受付とテイクアウトはありません。来店順の案内です。定食写真はこの料理の紹介に使い、価格や提供条件は画像内ではなく本文に載せます。根拠のない人気順位や口コミは追加しないでください。
この入力の役割は、デザインを細かく固定することではなく、料理と条件の対応を渡すことです。店名やメニューだけを別店舗から置き換える場合も、予約方法や追加料金まで自店の内容へ直します。
3. 掲載原稿にするとどうなるか
次は入力メモを編集した完成原稿の例です。実測の生成結果ではなく、生成後に内容を照合するための見本です。
ランチメニューの完成原稿例
鶏と季節野菜の定食|1人前1,200円(税込)
香ばしく焼いた鶏と、その日の季節野菜を合わせた定食です。ご飯、小鉢、汁物が付きます。ご飯の大盛りは追加100円(税込)で承ります。
提供時間:11:30〜14:00、売り切れ次第終了。 野菜と小鉢の内容は仕入れによって変わります。写真は盛り付けの一例です。店内でお召し上がりいただくメニューで、テイクアウトには対応していません。
お席はご来店順にご案内します。予約は受け付けていません。所在地と営業日はアクセス案内をご確認ください。
料理名のすぐ下でセット内容を説明し、価格の近くで追加料金を知らせます。最後の行動を「予約」にしないのは、この例の店舗が予約を受け付けていないためです。料理の魅力と、利用判断に必要な条件を混ぜずに読める順番にします。
4. 公式サンプルのメニューを読み解く

図は炉端と小皿 あかね路の公式サンプルのお品書き部分です。2026年9月5日に撮影した架空店舗の画面で、実際の営業・料理提供・予約実績を示しません。
「藁焼き鰹」「旬魚の炉端焼き」などの料理名と価格が対になり、冒頭には税込の参考価格であること、仕入れによる変更条件が書かれています。各料理の価格を読む前に共通条件を把握できる構成です。下の電話予約ボタンは、このサンプルの案内方法に対応しています。自店が来店順なら同じボタンをまねる必要はありません。
一方、この画面だけで各料理の量やアレルギー対応まで分かるわけではありません。デザインの参考と、自店に必要な情報がそろったかの確認は分けてください。
5. よくある不足と修正例
- 「ランチ1,200円〜」だけ:何が含まれるか不明です。「鶏と季節野菜の定食1人前1,200円(税込)。ご飯・小鉢・汁物付き」のように対象と範囲を足します。
- 写真では定食、本文では単品:どちらが提供内容かを確かめ、画像と説明をそろえます。写真だけを都合よく流用しません。
- 「アレルギー完全対応」:原材料や調理環境を確認せずに断定しません。相談方法と、店が実際に確認・対応できる範囲を責任者と決めます。
- 店内と持ち帰りで同じ注文ボタン:受付先と受け取り条件を分けます。対応していないサービスへの導線は載せません。
6. 価格変更から公開確認まで
- 変更する料理、適用日、基本料金、追加料金を一枚のメモにまとめます。
- Soranoruの編集画面で該当する料理の本文を修正します。同じ金額がトップやFAQにもあれば一緒に照合します。
- スマホのプレビューで、料理名と価格が離れすぎていないか、条件が省略されていないかを確認します。
- 保存後に画面を開き直し、変更が残っていることを確認します。公開への反映操作を行った後は、編集画面ではなく公開URLでも確認します。
- 紙メニューや外部の予約・注文サービスを使っている場合は、同じ適用日と金額にそろえます。
生成されたページだけでは、仕入れや価格変更は判断できません。更新担当を決め、季節商品が終了したときも同じ順で見直します。準備項目の全体は飲食店メニューページ作成のガイドで確認できます。