ホームページ公開前のSEOチェックリスト

SEOの公開前確認は、キーワードを増やす作業ではありません。ページを読む人と検索エンジンに、同じ内容を正しく届けられるかを確かめます。「コードには見出しがあるが、スマホでは隠れる」「編集画面では直したが、公開URLは古い」という状態も確認対象です。

以下では、架空のベーカリー「朝のパン工房つむぎ」のトップ・メニュー・アクセスを例にします。原稿と確認票は説明用で、実際に検査を通過したサイトや検索順位の実績ではありません。

1. ページごとの役割を先に書く

全ページを同じタイトルにする前に、各ページで答える質問を一つ決めます。店名、住所、営業日、電話、料金は同じ確認済みメモから使います。

これが入力の基礎になります。「SEOに強くして」だけでは、各ページの役割や事実は伝わりません。

朝のパン工房つむぎのトップ、メニュー、アクセスを分けます。トップは店内で焼く食パンと総菜パンを案内し、メニューでは確認済みの価格と販売条件、アクセスでは確認済みの住所・入口・営業日を示してください。タイトルと主見出しは各ページの内容に合わせます。実際に営業していない地域名や、未確認の人気順位は追加しないでください。

2. タイトル・説明文・主見出しの完成例

次はメタ情報と本文の役割を分けた編集例です。特定の文字数を満たすために語句を詰め込むものではありません。

トップページ

メニューページ

アクセスページ

説明文に価格を確認できると書いたなら、メニューページの本文にも実際の価格が必要です。検索結果用の文だけに情報を足しても、ページの不足は解消しません。住所などの未掲載項目も、実際の公開原稿では確認済みの事実を加えます。

3. プレビューでは見える内容を確認する

  1. スマホ幅とPC幅の両方で、主題を表すH1が実際に見えるか確認します。画像に焼き込まれた文字だけで本文を代用していないかも見ます。
  2. H2で大きな話題、必要ならH3で詳細を分けます。見た目を大きくするためだけに見出しを使わず、このサイトでは主題のH1を一つに整理します。
  3. 写真と料理名・サービス名の対応、価格、条件を確認します。意味を伝える画像には内容に合う代替テキストを付け、装飾画像に検索語を詰めません。
  4. 店名、営業時間、定休日、住所を各ページで読み比べます。外部予約先やGoogleビジネスプロフィールを運用している場合は、そこも照合します。

ここで確認できるのは表示内容です。プレビューの見た目がよくても、公開先のHTTP状態や検索エンジンからの取得可否まで確認したことにはなりません。

4. 公開URLで技術項目を照合する

公開への反映後、ログインしていないブラウザで各URLを開きます。URLの末尾や別ドメインへの転送がある場合は、最終的な公開先を確認します。ブラウザの開発者ツールを使える場合は、Networkで最終HTMLの状態と応答ヘッダーを見られます。

管理画面やプレビューを、公開ページの確認に合わせて検索対象へ変更する必要はありません。意図した非公開・noindexと、公開ページへの設定ミスを区別します。

5. 検査結果ではなく、確認記録を残す

次は空欄を埋めるための確認票です。「確認済み」の例として流用しないでください。

例えば「H1タグあり」だけでは不十分です。修正前が「スマホで非表示」、修正後が「公開URLをスマホで開き、主見出しが読める」なら、その差を記録します。別ページを確認した結果を、全ページの合格として広げません。

6. Search Consoleで公開後を確認する

所有権を確認したSearch Consoleで、代表的な公開URLをURL検査します。ライブテストで取得・表示を確かめる作業と、現在のインデックス状態を見る作業は別です。必要な修正を終えてからインデックス登録をリクエストし、状態が変わるか確認します。

GoogleのURL検査ツールの説明とクロール・インデックス登録のFAQでは、登録や表示が保証されるものではないことが説明されています。sitemapの送信やリクエスト回数だけで順位・登録時期は約束できません。参照確認日は2026年9月5日です。

公開後は、表示回数、検索語、流入先、問い合わせなどの記録を分けて見ます。公開前の基本確認と、公開後の集客評価を同じ「SEO完了」にまとめないことが大切です。基本用語はホームページSEO対策のガイドも参照してください。